入院中に看護師さんに感謝した出来事

入院している時の看護師さんからのやさしさを集めてみました

お産の時にお世話になったことを今でも感謝しています。

私の人生初めての入院経験というと、出産をした時のことになります。当時私はまだ二十歳を過ぎたばかりで妊娠高血圧症候群になり、出産までの二ヶ月近くの期間を入院して過ごすことになったのでした。

 


ですが何しろ人生初めての入院でおまけに出産を控えているということで、何から何まで不安でいっぱいでした。そうして入院生活が始まったわけですが、ほんの数日間入院生活を送っただけであれだけ不安だったのがウソのように消えました。

 

それというのも看護師さんが皆さん良くしてくださったからです。とくに私と同世代の若い看護師さんがたくさんいて、まるで友達のように接してくれたため、入院生活の寂しさがずいぶん紛れたのでした。

 

 

私と同世代というと看護師さんとしてはまだまだ新米だったと思うのですが、朝夕の回診時にはきびきびと血圧を測ってくれたり、エコー検査を行ってくれたりとして、そのたびにやさしく声をかけてくれて、いつの間にかそうした回診の時間が楽しみの一つになったほどでした。

 

 

そして何といっても一番看護師さんに感動したのは、出産直後のことでした。私は妊娠高血圧症候群で入院していたこともあり出産にも多少のリスクがあったのですが、何とか無事に出産を終えた後、分娩室から部屋へ戻った時に、たくさんの看護師さんがおめでとうとわざわざ部屋まで祝福に来てくれたのでした。

 


さらにこの時勤務外だった看護師さんまで私服で部屋に駆けつけてくれたのですから、この産婦人科で出産して良かったと心底思いました。この時私は無事出産した喜びと大変だった出産の興奮とでかなり気分は高揚していて、こうして駆けつけてくれた看護師さんの方々にきちんとお礼を言えていたのか、あるいは感謝を態度で表すことができていたのかはっきりと覚えていないので、今から思えばもっとちゃんとお礼を言えば良かったなと思います。

 


でも自分が初めて出産を経験し、母親になった時にこんな風にたくさんの方々から祝福の言葉をかけてもらったことは一生忘れないだろうし、とても素敵な入院生活になったと思っています。最初は不安ばかりだった入院生活がこうして素敵な思い出になったのは、やはり看護師さんのおかげであり、本当に感謝でいっぱいです。

 


あらためて考えると看護師さんという職業はとても大変で自分の時間など持てない方もたくさんいると思いますが、そんな中で私に限ったことではなく患者さんのことを考えておられるのはすごいことだと思います。