入院中に看護師さんに感謝した出来事

入院している時の看護師さんからのやさしさを集めてみました

看護師さんの対応一つで気持ちが変わる。

全身麻酔の手術のため、入院をしたことがあります。手術のための入院は2回で、治療のための入院は何度もあります。一度目の手術入院は5歳のときのことです。私は今30代ですが、幼い頃のことだとはいえ、鮮明にそのときのことを覚えています。子どもだからこそ、恐怖からストレスの負荷が高かったからです。でも、看護師さんたちがとても優しくて、無事に乗り越えることができました。

 

 

5歳のころは、脱腸の手術のための入院でした。小さいながらも、なんで私がこんな思いをしなければならないの? ついこの前まで普通に保育園に通っていたのに、と思ったからです。何かの注射をしなければならなかったとき、看護師さんが「おばあちゃん、手を握っててあげてください。」と声をかけたり、看護師さん自身も私が恐怖で泣いたりしないように、最大限の配慮をして、優しく声をかけ続けてくれていたことを覚えています。

 

 

看護師さんの対応一つで、患者の心の具合は大きく変わると私はこのとき強く思いました。小さいながらも、かまってくれて優しくされて、逆に患者でラッキーなんて思ったくらいだったからです。私の家は、両親ともにフルタイムで働いていたので、母に甘えることができませんでした。だから、まるでお母さんに甘えるかのように看護師さんに甘えてしまいました。でも、看護師さんは広い心で、子ども目線で対応してくれて、とても感動したのもはっきりと覚えています。

 

 

私はこの経験から、将来看護師さんになりたい、と将来何になりたいかという保育園で渡された紙で、そう記入しました。そのくらい看護師さんの存在というのは、幼い子ども心にも影響を与える存在だと思いました。

 

 

最短で看護師になるため、高校から看護師コースを考え希望しましたが、残念ながら成績不足で衛生看護科は行けませんでしたが、それほど、人の心に感動を与えることができるのが看護師さんです。

 

 

話は戻って、5歳のころの手術前での出来事です。ベッドに仰向けになりながら先生や看護師さんに囲まれながらエレベーターに乗りました。私はこのときばかりは泣きわめきました。そのときも看護師さんたちが、優しくて割とすぐに泣き止んだことも覚えています。子どもということをいいことに子どもは泣きます。私も実際そうでした。でも広い心で受け止めてくれる看護師さんは本当にすごいと思いました。

 

 

成人してからは慢性扁桃炎に苦しみました。熱を下げるため、抗生剤点滴のためなど入院をして手術回避のため、ねばりました。でも、慢性化しているので、諦めて手術しましたが、成人している私にも優しかった看護師さんたちには、今でも感動しています。

 

 

私は女性ですが、同じ女性として見ても、仕事だとはいっても、あそこまで優しくて配慮できるのなら異性にもモテる仕事なんだろうな、と思いました。同じ女性としても見習いたくなることが多かったのが看護師さんです。綺麗なばかりの仕事ではないのに、手術後の尿に関する扱いも、嫌な顔せずに優しく対応してくれたのは、傷の治りにも好影響していたと思います。