入院中に看護師さんに感謝した出来事

入院している時の看護師さんからのやさしさを集めてみました

何から何までいたれりつくせりの入院生活でした。

36歳の時に大病を患いました。脳出血を発症して左麻痺が出たのです。幸い、出血量が少なくて済んだため、手術はせずに済みました。しかし、リハビリを兼ねて2週間の入院が必要となりました。

 


私の症状としては、左手の肘から下が完全に麻痺した他、左足も若干麻痺が出ました。しかし、踏ん張りがきかないだけで、ゆっくりとしたペースなら歩くことは可能でした。しかし、出血したばかりということで、安静も兼ねて、しばらくの移動は車椅子で行うことになりました。

 


トイレに行く時は、ブザーを押して看護師さんを呼びます。そしてトイレまで車椅子で連れて行ってもらい、またベッドまで戻してもらいます。ブザーを押す度に、ナースステーションから飛んでかけつけてくれ、そして嫌な顔一つせず、楽しい会話をしながらトイレまで連れて行ってくれました。その時は、本当に看護師さんにお世話になりました。トイレだけではありません。リハビリへ行く時も車椅子で連れて行ってもらいます。食事の時には、食器をベッドサイドの机まで運んでもらい、食べ終わった後の食器も、片づけてくれるのです。本当に何から何まで至れり尽くせりの看護をしてもらい、本当に感謝しています。

 


入院中、何より一番感動したことは、看護師さんが頻繁に声をかけてくれたことです。例えば、私がリハビリのおかげで、手すりを持ちながら歩けるようになった姿を見かけると、「〇〇さん、歩けるようになったんだね!おめでとう」と声をかけてくれました。しかも、担当の看護師さんでないのに、私の名前と症状をしっかりと覚えていてくれることがとても嬉しかったです。この時は本当に嬉しくて、涙が出る思いでした。

 


もちろん、担当の看護師さんも常に私を気遣ってくれたので、おかげで入院中は落ち込むことなく、常に前向きにリハビリに取り組めました。おかげで、リハビリの進行度も早く、リハビリの先生も驚く程の回復ぶりでした。これも、看護師さんが親身になって、肉体的にも精神的にも支えてくれたおかげだと思いました。こんなに、人のために色々してくれる看護師さんに頭が下がる思いでした。

 


2週間後の退院日には、担当の看護師さんから手紙を頂きました。手紙には、「もしかしたら日常生活では上手くいかないことも出てくるかもしれないけれど、何かあったら、いつでも相談して下さい」と書かれていました。とても有難いと思いました。
入院の最初から最後まで、本当に看護師さんにはお世話になりっぱなしでした。