入院中に看護師さんに感謝した出来事

入院している時の看護師さんからのやさしさを集めてみました

出産後、授乳の時にいろいろと助けてくれてありがとう。

看護師さんのことを「白衣の天使」なんて言いますが、入院した経験がある身としては、本当に足を向けて眠れないぐらいお世話になった方々だと思います。

 


本当に感謝の言葉しかなかったのは、第一子の出産のために入院したときです。私は破水して入院となりました。産婦人科の単科の病院だったので看護師さん、助産師さんもお産のベテランで、初めての出産を控えた私には、みなさん心強かったです。

 


お産はものすごく順調に進んで、あっという間に生まれてしまいました。しかし大変だったのは出産後、授乳が始まってからです。私は、胸が張って大変だったのです。大きく張って、痛くてしかたなく、それでも授乳が順調に進めば苦にはならなかったのかもしれませんが、赤ちゃんも上手に飲むことができず、本当に苦痛な時間でした。

 


赤ちゃんとは別室だったので、一人で病室にいるときに、主人に電話で、授乳が上手くいかないことを泣きながら訴えていました。はっきり言って、出産の痛みよりも、授乳が上手くいかないことのほうが辛かったぐらいです。次の朝、看護師さんが見回りに来たときに、「昨日の夜、ご主人に電話してました?授乳のこと、これからもうちょっと頑張ってみましょう」と声をかけてくれたのです。

 


その時、私は看護師の前で泣いてしまいました。授乳が上手くいかず辛いこと、胸が張ってねむれなかったこと・・・そんな私の悩みをすべて聞いてくれたあと、ありとあらゆる手段を使って、なんとか上手く授乳できるように一緒にがんばってくれたのです。そしてもう一つ嬉しかったことは、お母さんが辛いなら、ミルクにしてもいいんですよ・・・と母乳を強制しなかったことでした。

 


私の場合は、胸が張りすぎて、反対に赤ちゃんが飲みづらくなっていました。まず母乳マッサージをして張りすぎていた胸を柔らかくしてくれました。そして、母乳自体は良く出ていたので、赤ちゃんが飲めるように、姿勢をなおしたり、抱き方を考えたり、哺乳瓶の乳首を使って、赤ちゃんが吸えるように工夫してくれたり、マンツーマンで側で一緒に取り組んでくれたのです。

 


そして、夜には胸が張りすぎないように冷やし方を教えてくれたり、本当に、できる方法すべてを私に教えてくれました。その甲斐あって、退院までに少し授乳ができるようになりました。赤ちゃんは新生児黄疸で一緒に退院することができなかったのですが、その間、自宅でできる母乳マッサージも教えてくれました。

 


この時の看護師さんがいなかったら、私は絶対に母乳育児などできなかったと思います。もう名前も忘れてしまいましたが、息子が8歳になった今でも感謝しています。